9/30/2010

ちょっと木星まで

谷川俊太郎さん谷川賢作さんのアルバム
「家族の肖像」

その中で弾き語りをさせて頂いた曲が2曲あり
ひとつは「さよなら」
もうひとつは「ひとり」

レコーディングしていた時は
もう何が何だか必死だったから

感傷に浸る余裕など 
全くなかったけれど

時間が経った今
ふと
思い出すフレーズ


落ち込んだとき
気がつけば
よく木星へ行く私

どこでもドアで
唯一行ける所





谷川俊太郎 「ひとり」より


ほっといてほしいの おねがいだから
目をつむるわ 何も見えないように
耳もふさぐわ 口もつぐむわ
でも 心はなくしてしまえないから
思い出してしまうの つらいこと
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お母さんのなぐさめもうるさいだけ
お父さんのはげましもうっとうしいだけ

だから今は ひとりにしておいて
ほんの少しだけ死んでいたいの
本当に死ぬのは わるいことだから
音楽も聞かずに 青空も見ずに
私 ひとり 木星までいってくるわ